満足感


背番号16、先代7、名波浩の引退発表会見を見た。
「やりきった」と言う笑顔。
14年間、本当に自分の出せるものを出してきたんだと
そんな彼の気持ちが伝わってくる。
また、黄金期についてはその瞬間に立ち会えたということでなく
「強くなるまでのプロセスに自分自身がチームの力になれて
 たずさわれたところが一番の思い出」
っていうのは、聞いていてこちらも熱くなった。
忘れられないのは99年5月、国立での鹿島戦。
0-1で残り時間がどんどん少なくなる中、
ゴール左側で得られたFK。
見事な弧を描いてゴールに吸い込まれ、
勝利に望みをつないだあの瞬間。
今でも忘れられないし、
私が生観戦した中での磐田のベストゲームとなっている。
クールな言動の裏側に秘めた熱い「ジュビロ愛」、
ぜひ残り3節、若手に伝えながら
J1残留の力となってほしい。