ついに北京へ

2008北京オリンピック 女子サッカー準々決勝
日本女子代表 2-0 中華人民共和国女子代表
@中国 奏皇島五輪スタジアム

かつて中田英寿がシドニー五輪にOA枠で出場した時に、
シドニーまで勝ち進んで五輪の雰囲気を感じたいといった
発言をしていたことを思い出した。
サッカー競技は五輪開催都市だけでなく、
開催国内の様々な都市、スタジアムで行われ、
準決勝以上まで進まないと開催都市にたどり着くことはできない。
実際、2000年の男子代表は準々決勝のアデレードで涙を飲み
シドニーにたどり着くことはできなかった。
そんな遠い遠い開催都市に、なでしこはたどり着くことができた。
格下とはいえ、終戦記念日に難しい相手とやることになり
会場の雰囲気も含めてどうなることかと心配していたが、
澤の折れない心、大野、永里の前線での高い運動量、
宮間の高い技術、近賀の鋭い攻め上がり、
池田、石清水、そしてGK福元の落ち着いた守備など、
チーム一丸となって勝利を手にした。
確かに今日のようにパスをつないで敵陣に迫るやり方が
フィジカルの強い強豪相手にこの先通用していくのか
心配ではある。
しかし男子には見られなかった「情熱と誇り」を見せてくれた
女子代表をあと2試合、見ていきたいと思う。