まだ「旅の途中」

(BGMには平井堅の「キャンバス」をどうぞ。)

「もう、出てった方がいい。
 旅の途中じゃねえのか?
 居心地はいいかもしれんが、
 ここはお前さんが求めてたどり着いた場所じゃねえ。
 このままだと、東京を飛び出してきた意味がなくなっちまうぞ。」

ドラマ「ハチミツとクローバー」第8話で、
大学を飛び出し、自分探しの旅をしていた竹本君が、
清水章吾演じる旅の途中で世話になった宮大工の棟梁から
言われたセリフだ。
これを聞いた時、自分の胸にチクッと来るものがあった。
今自分が置かれている状況にあまりに近いものがあったからだ。

今の職場でお世話になって4年。
職場の人たちは、全くの異業種から「転職」してきた私に、
大変よくしてくださった。
おかげで、私も少しずつ新しい仕事に慣れてきて、
いつしかその世界に「のめり込む」ようになり、
面白さや、やりがいすら感じるほどになっていた。
しかし・・・。
今、自分のいる場所は、
私が「求めてたどり着いた場所」と言えるだろうか・・・?
自分が「本来居るべき場所」に戻り、
この4年間の経験を生かしてこそ、
ここでの日々が「まわり道」なんかではなく、
「自分を成長させてくれた日々」だったということに
なっていくのではないだろうか?

お世話になったみなさんとの「別れの痛み」や
「環境の変化」という不安など、
心が重いこのごろだが、前に進まなければならない。

「みなさん、本当にお世話になりました。
そして、
「あとはお任せします。よろしくお願いします。」
これらの言葉を伝えるために、
今日この後、最終日の職場に向かう。

何だったんだ7days

Jリーグディビジョン1 第3節
磐田 2-3 神戸 @ホームズスタジアム神戸

何だかな。
今節も動き回る相手に攻めの形を作らせてもらえず、
中盤を制圧され、前線に次々とボールを供給されて
ゴール前でも相手を捕まえきれず、
気がつけば惨めな3失点。
1週間何をやってたんだか。
終盤に名波が投入されると
味のないスープにコンソメを放り込んだかのごとく
攻めのバリエーションが豊かになるが、
状況を変えるまでには至らず。
何か、同じことを繰り返しながらシーズンが終わりそうで
期待が持てないのが今の磐田の現状だ。

できたてがおいしいのです。


この3週間、わが家には来訪者が多く、
その都度茶菓子など出すのだが、
その中で個人的にも気に入っているのは
「うず巻」という和菓子である。
小麦粉と黒砂糖を使った皮を渦巻き状に巻いた
素朴なお菓子である。
もっちりとした食感と、
しつこくなくほのかに香る黒砂糖の甘みが絶妙だ。
私が子どものころはなぜかよく家にあり、
普通におやつがわりに食べたものだが、
今では製造元の「卯月園」という和菓子店でも
お昼前には「本日は終了」の張り紙が出されるほど
「レアもの」の様子。
お店は浜名郡新居町の旧東海道沿いで
旅籠紀伊国屋資料館の斜め向かい。
周辺のスーパーでも置いているところがある様子。
見かけたらぜひ一度試していただきたい。
「おすすめ」である。

拝啓、いかりや長介様・・・。

2010 FIFAワールドカップ南アフリカ アジア3次予選
日本代表 0-1 バーレーン代表
@バーレーン マナマ Bahrain National Stadium

「だめだこりゃ。」

お話にならない。
ハンドがどうこうではない。
どういうサッカーをしたいのか全くわからない、
崩壊が始まった頃の磐田のようだ。

私にとっては今日が始まり。

ヤマザキナビスコカップB組第2節
磐田 0-2 FC東京 @ヤマハスタジアム(磐田)

同じ形での突破を何度か許しながら修正できなかったことや、
GKを含めた最終ラインの連携のお粗末さも重なり、
余計な2失点から敗戦という結果に終わってしまった。
でも「世界につながる」リーグ戦ではなく、
「おまけのカップ戦」なので、ショックはあまりない。
それよりも、暖かい気候の中で今季初めて
緑のピッチを駆け回る選手たちを直接見ることができ、
「やっぱ、生観戦はいいなぁ。」という思いの方が大きかった。
(とは言え、行くのを控えるべきかどうか、
 出かける直前まで結構悩んだりもしたのだが。)

河村と加賀の成長に加え、
萬代が馴染んできたことに希望は感じている。
しかし、2週間あるので
修正すべき点は修正して次に向かってほしい。
まちがっても、高原移籍後初ゴールとか、
浦和今季初勝利、とか、プレゼントしないように。