My Best 1

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栂池で初滑りを楽しんだ後、車に乗り込んだ。
宿はすぐそこだったのだが、車は千石街道を北へ向かう。
小谷温泉の山田旅館という場所を目指す。
昔ながらの「塩の道」の風情満載の峠道を抜け、
国道148号を糸魚川方面へ。
トンネルとトンネルの間の小谷温泉口の信号交差点を右折、
さらに昔話に出てきそうな山道を進み、20分近くか。
道がつづら折りになってきたら、近くなったしるし。
(今考えると、暖冬で雪がなくてよかった!?)
坂の中腹で1回切り返しをして旅館に通じる道へ。
構内に車を入れた瞬間、見えた風景に
「!!」
この建物、見覚えがある。
何かのテレビ番組で見た、あの秘湯の宿だ。
日帰り入浴ができるか尋ねてみると、「○」とのこと。
(本当は15時までらしい。女将さんに感謝。)
趣のある昔ながらの建物の玄関をくぐる。
古いのだが、室内外ともよく手入れされている。
古い銭湯のような浴室の入り口から中へ入ると・・・、
少し黄色がかった熱すぎず、ぬるすぎずの適温のお湯が
湯口から打たせ湯状にドバドバと浴槽に注がれている。
湯口の周りには温泉成分が周囲にこびりつき、
鍾乳洞のように盛り上がっている。
当然お湯は源泉掛け流し。浴槽から次々とあふれ出している。
心地よい。肌触りもよくなり、体の芯まで温まる。
泊まりにして一晩に何度でも入りたい気持ちよさだ。
風呂上がりもいつまでもぽかぽかあたたかい。
いやはや、来てよかった。
私の中での温泉ランキングで急上昇。圏外からいきなり首位!?
でもそれぐらいのインパクトだ。
いつか1泊ではなく、連泊で湯治に来るのもいいか、と思える
そんな湯だった。