この「SBSカップ」も今年で第30回とか。
静岡サッカーの夏の風物詩として定着した感じだ。
初日の草薙はJを優先したため、パス。
最終日のエコパも仕事。
でも1試合ぐらいは観ておかねば、と藤枝に出かけた。
試合自体は、一度は逆転するなど健闘した静岡ユースに対して
U19日本代表が終盤意地を見せるといういいゲームで、
アジアユースに向けての若手のチェックもでき、
有意義なものだった。
ただ、「高校生年代が出る大会」ということや、
「ローカルな大会」ということで仕方がないのかもしれないが
ふだんプロの代表やJのゲームを見慣れている立場からすると、
サッカーとはちがう部分で時々「違和感」を感じた。
例えば、キックオフ前に国歌の演奏があるのだが
その際、ある少年サッカーチームと思われる団体の全員が
起立することなく着席したままであったり、
(ここで「君が代」論争をするつもりはないが、少なくとも
指導者の大人が起立するよう促すぐらいはすべきではないか?)
国歌演奏中に着帽のままの大人が大勢いたり・・・。
それ以上に気になったのが、某高校関係者と思える人による
トラメガをピッチに向けての応援、ヤジ、そして「指示」(!?)。
Jではトラメガをピッチに向けて使用する応援は禁止されている。
ピッチに声を掛ける時はあくまでも肉声だ。
静岡ユースとして戦っているのに特定の高校の選手だけを称え、
それ以外の選手たちはどんなにいいプレーをしても無視し、
品のない言葉遣いで「指示」を出すなど、
ふだんの「部活動」の「ノリ」でやっていたのかもしれないが、
こちらとしては耳障りで、観ていて集中できなかった。
私という人間は、世間の常識からズレたものの見方をするところも
結構あり、こう考える人は「少数派」なのかもしれないが、
入場料を取ってお客に見せる大会としては「どうよ?」と感じた。
とはいえ、残りは1試合。
私は見に行けないが、U19代表は優勝めざし、
そして静岡ユースもがんばってほしい。