「前途多難」な勝利

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キーパーがはじいたボールを成岡が押し込んだ瞬間、
うれしいというより、安心した。
何にと言われれば、
「降格の危機から少し遠ざかった」安心感から。
でも、その後、指揮官の首がまたつながってしまったことを思うと、
少し複雑な気分になった。
決してよい試合だったとは思えない。
前半もよかったと思えるのは
点が入ったシーンとあと1回か2回ぐらい。
後半に至ってはほとんど向こうサイドで試合が行われていて、
押し込まれていたと言っていいのではないか。
カレンの1トップは機能していない。
攻めの形が作れないというのは変わっていない。
ファブリシオと菊地のがんばりで何とか踏ん張れていたが
これでまたうやむやにされては困る。
どっちかというと大分の方が将来性を感じた。
プレスを受けながらも前を向こうとする姿勢、連動した攻め上がり、
ここに、というところに出るパス・・・ちょっとうらやましかった。
ホイッスルの後、帰りを急ぐため、すぐに席を立ったので
「勝利は続くよ」は聞けなかった。
ということで、ぜひホームで聞かせてほしい。