アルプスのふもとから

「愛・地球博」のイタリア館で入館を待つ列を作っている間、
張られていた「torino2006」と書かれたパネルを見ながら、
そうか、次のオリンピックはトリノなんだ、と思ったのが約半年前。
あの時は全然実感が湧かなかったが、あっという間に時は過ぎ、
Delle Alpiがあるあの街で
いよいよオリンピックが始まろうとしている。
私は泳ぎもしなければ走りもしないし、サッカーは「観る専門」。
そういう意味では夏季五輪は「観るもの」であり「他人事」。
一方、スキーは下手だが、
自分自身「足腰立たなくなる歳まで滑れたら」
という気持ちで楽しみ続けていることもあって、冬季五輪は
「自分の趣味の延長線上」という気持ちで見ることができる。
そういうわけで、親近感もあるし、とても楽しみだ。
注目している選手は2人。
モーグルの上村愛子とフィギュアの安藤美姫。
決して「ビジュアルだけ」に魅せられたわけではない。
記者会見での発言に、「アスリートとして期待したい」と思った。
言葉の端々に「成長」と「強さ」と「まぶしさ」を感じた。
「コークスクリュー」、「4回転ジャンプ」、
成功させれば高く評価されるが、
失敗すれば致命傷になるような大技。
ある記事で愛子がこう発言しているのを読んだ。
「どんな結果が待っていようとも、
私はそれを受け止めて生きていく」
心強い。自分の状態をよく見極め、悔いのないよう臨んでほしい。

ただ・・・イマイチ自分自身が気分的に乗り切れてないのは・・・、
今年、自分自身がまだ「雪に乗ってないから」だと思う・・・。
だからまだまだ一体感が足りないのだ!?
観るばかりでなく、自分自身も滑りたい・・・!

PS.(開会式終了後に追記)
開会式の選手入場の時のBGM・・・、
「オジサン泣かせ」だと思ったのは私だけではないでしょう。
このまま「ディスコ」(「クラブ」ではないよ!?)で流しても
いいのではないでしょうか?
っていうか、このままこのリミックス版をCDで販売してくれ!