Last Christmas… , This year…

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(BGMにはWham!のLast Christmasをどうぞ・・・。)

終わった。
昨年はクリスマスツリーをうちわで飾る国で、
そして今年はサンタクロースの色、一色の国で・・・。
岡田正義の判定に不満はある。(当然だ。)
ただ、相手は今季リーグチャンピオンとはいえ
FW、MF、DFに主力3人を欠く隙をこちらも突くことができず
決めるべきところで決めるべき人が決められず、
攻め込まれるとほころびだらけの守備の態勢しか築けない、
確かに「上手い」と思わせる場面も随所に見られたが、
それが決して「強さ」に結びついていかない、
今日の結果は運ばかりでなく、今の磐田の実状を反映していて
昨年に引き続き今年も
「ベスト4に値するチームではなかった」
ということではないかと思う。
昨年は
失意にくれながらの道後温泉経由での船旅での帰路
だったが、今年は東京駅に戻った後は
浜松まで3駅しか停まらない新幹線。
気持ちを整理する間もなく、「日常」に戻るというのは
逆にしばらく「引きずる」ことになりそう。
これを癒すには「眠る」とか、「酔う」とか、
雪の上に乗るとか、湯につかるとか、
しないといけないだろうか・・・。

ということで、みなさま、
今年も失意の中からではありますが、
I wish you a Merry Christmas.

「友達を大切に」って?

別に明日の対戦相手が気に食わないので
その胸スポンサーにケチをつけるというわけではないのだが。

浦和さんの胸スポンサーを買収した某携帯電話会社だが、
このごろ、企業としてどうよ? と思わずにはいられない。
キャメロン・ディアスやブラピといった
有名ハリウッドスターをCMに起用したのだが、そのCMの中身が
スーパーや人混みの中で携帯でしゃべりまくるというもの。
携帯電話を売る会社としては、携帯電話のマナー向上を
世の人々に促すのも、実は大切なお仕事のはず。
人混みの中では使用を控えるよう呼びかけるのが本来であり、
携帯電話会社があんなマナーもへったくれもないCMを
テレビで垂れ流して、恥ずかしくないのだろうか。
あれを見てカッコイイと思ったり、
あれを見て、その「S社」に変えたいと思う人が
いるのだとしたら、ちょっと、いや、かなりトホホだ。
ものすごい違和感を感じながら約半月、あのCMを見てきたが
今度それを上回る、恐ろしいCMのオンエアが始まった。
練習を終えたラクロス部の女子高生たちの会話。
「いいよ、私にかけるとお金かかるし。」
「そっか、(S社)じゃないんだ。」
「・・・ごめん。」
「いいよ、キミちゃんが悪いんじゃないんだし。」
ちょっと待てよ。
あのCMを見て、イジメ、仲間ハズレを連想する人は
このご時世、決して少なくはないだろうし、
CMの最後に出る「友達を大切に」ってコピーは一体何?
「友達を大切にする」って、そんなことなのか?
もっともCMは「S社」が制作しているわけではなく、
「S社」が発注した広告会社が制作したのだろうが、
だからといって言い訳になるわけがない。
私としては「0円広告」の時以上に、情けなさを感じた。

こんなこと書いてると、どこかから目をつけられ
痛い目に遭うかもしれないが、
(この記事、突然消失するようならそういうことです。)
やはりおかしいことはおかしいと声を上げていかないと、
と思う。
浦和サポも、胸スポンサーがおかしなことやり出したら、
もっともっと、言ってやるべきじゃないかな?

糸魚川→静岡県、「日本横断ウルトラクイズ」

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栂池へのスキーツアー終了後、
まっすぐ帰るのではなく、少々寄り道することに。
詳細は避けるが、フォッサマグナを辿って糸魚川へ。
一度日本海岸へ出た後、親不知を経て富山、
そして高山をかすめ、中部縦貫道、東海北陸道を経て白鳥へ。
そしてインターを降りてすぐの立ち寄り温泉、
「美人の湯 しろとり 美粧館」に立ち寄った。
お湯は少し白濁した、ややヌルヌル系。
入っていると肌がツルツルする感じが。
湯上がり後はしっとりする感じで、
このあたりが「美人の湯」と呼ばれる所以か。
内湯だけでなく露天も結構大きいが、屋根付きで雪の季節もOK。
その上きれいな庭も見えて、開放感あり。
ほどよい温度が腰に効きそうな気もしたが、
翌日が平日ということもあり、帰りを急ぐ必要があり
のんびりできなかったのが残念である。
しかし、よい立ち寄り温泉を見つけた。
奥美濃スキー帰りには「使える」、
そんな温泉である。

My Best 1

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栂池で初滑りを楽しんだ後、車に乗り込んだ。
宿はすぐそこだったのだが、車は千石街道を北へ向かう。
小谷温泉の山田旅館という場所を目指す。
昔ながらの「塩の道」の風情満載の峠道を抜け、
国道148号を糸魚川方面へ。
トンネルとトンネルの間の小谷温泉口の信号交差点を右折、
さらに昔話に出てきそうな山道を進み、20分近くか。
道がつづら折りになってきたら、近くなったしるし。
(今考えると、暖冬で雪がなくてよかった!?)
坂の中腹で1回切り返しをして旅館に通じる道へ。
構内に車を入れた瞬間、見えた風景に
「!!」
この建物、見覚えがある。
何かのテレビ番組で見た、あの秘湯の宿だ。
日帰り入浴ができるか尋ねてみると、「○」とのこと。
(本当は15時までらしい。女将さんに感謝。)
趣のある昔ながらの建物の玄関をくぐる。
古いのだが、室内外ともよく手入れされている。
古い銭湯のような浴室の入り口から中へ入ると・・・、
少し黄色がかった熱すぎず、ぬるすぎずの適温のお湯が
湯口から打たせ湯状にドバドバと浴槽に注がれている。
湯口の周りには温泉成分が周囲にこびりつき、
鍾乳洞のように盛り上がっている。
当然お湯は源泉掛け流し。浴槽から次々とあふれ出している。
心地よい。肌触りもよくなり、体の芯まで温まる。
泊まりにして一晩に何度でも入りたい気持ちよさだ。
風呂上がりもいつまでもぽかぽかあたたかい。
いやはや、来てよかった。
私の中での温泉ランキングで急上昇。圏外からいきなり首位!?
でもそれぐらいのインパクトだ。
いつか1泊ではなく、連泊で湯治に来るのもいいか、と思える
そんな湯だった。

「素敵な季節のはじまり」2006-2007

(BGMには松任谷由実の「雪だより」をどうぞ)

「暖冬」である。
12月なのに、蚊が出現するぐらいなのである。
これは「一大事」なのである。
なぜなら、豊科ICを降り、高瀬川沿いの道を北上しても、
大町へ入って歩道橋の交差点を曲がり、
大糸線の跨線橋を越えても、
木崎湖、中綱湖、青木湖と
3つの湖を左に見ながら通り過ぎても、
8年前、感動を送り出したあのジャンプ台が左手に見えてきても、
遠くの高い山の山頂以外に「雪がない」からだ!!
やがて目的地、栂池に到着したが・・・、
「!!」
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「カネナル」から、からまつゲレンデにかけては
見渡す限りの草原で、
人っ子一人おらず、当然ながらリフトは静止。
愕然・・・。
でも考えてみれば、
こんな早い時期にスキーに来るのは生涯初めて。
それなのに、結構たくさんの車が駐車場には止まっている。
あきらめてなるものか、と身支度を整え、ゴンドラに乗り込む。
標高差1000mを一気に駆け上がると、そこに見えたものは・・・、
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「いやっほい!」
滑走可能なバーンは2枚だけ、
動いているリフトも3台だけで、結構混んでいたが、
12月中旬という未だかつてない早い時期に雪の上に立ち、
踏み込む感じ、力を抜く感じ、
板を取り回す感じを確かめることができた。
前述したとおり、下のゲレンデは全く雪がないので
「ふもとの谷へ急ぐ風」にはなれなかったが、
いい形でシーズンのスタートを切れたのではないかと思う。

今夜は長野県の一部には大雪注意報が出されたとか。
冬将軍様・・・、タイミング悪すぎ。
でも、頑張れ! シーズンはこれからだから。