「地球の未来に会いに行く」2 (Final)

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閉幕が迫り、連日大混雑が報道される中であったが、
改めてもう一度「愛・地球博」を訪れた。
企業パビリオンは事前予約も取れなかったし、当日も無理。
でも1度目の訪問で外国パビリオンの半分近くを回り残していて
「長久手日本館」も入ることができなかった。
「もう一度」という思いと、手元に残っていたもう1枚の入場券。
これは行くしかないということで混雑する週末を避けて出かけた。
予想以上の混雑に、前回のように外国館をハシゴして、
「世界のビールと味めぐり」を十分堪能、
というわけにはいかなかったが
アゼルバイジャンなど、
名前しか聞いたことのなかったような国を知ったり、
イタリア館で古代ギリシャのブロンズ像
「踊るサテュロス」を鑑賞したり、
気になっていたけれど、前回食せなかったものを食べたりでき、
満足できた。
長久手日本館では約2時間の待ち時間に耐えることとなったが、
私たちの生活が豊かになってくる一方で
自然とのつながりがどれだけ失われてきたかを
考えることができたし、
(展示物中に93年のJリーグ開幕の映像も含まれていた。
懐かし!)
「全天球型映像システム」ってやつは時間こそ短かったが
360度ならぬ、上下・左右も含めた素晴らしい映像に
陸・海・空を本当に飛び回っている感じにさせてくれて、
地球の素晴らしさを実感することができた。
行ってよかったし、「心のこり」はクリアできたように思う。

さて、22時の閉園が迫る中、今回もオーストラリア館へ。
前回と同じくバーが出ていて、
今回はバンドの生演奏で盛り上がっていた。
演奏終了後もバーは営業を続けていて、
私も残ってビールを楽しんでいると
やっぱりみんな考えることは同じなのか、
名残を惜しむような人が集まってきて、
クラウンラガーなどの好みの飲み物を注文していた。
入場者以外にも、仕事を終えた近くのパビリオンの
職員も集まってきて、いろんな国籍の人が語り合っていて、
国際博覧会ならではの雰囲気だ。
名駅に向かう地下鉄東山線の車内でも、
イスラム風の服を着た女性とパビリオン職員風の日本人とか、
白人男性と万博関係の職員風の人が
談笑する様子が見られたが、こんな風景もあと1週間かとか、
終わったらみんなそれぞれの国や企業、
派遣会社へ帰っていくのかな、とか考えてしまった。
W杯でも花博でもそうだったが、
おしまいというのはさびしいものである。

「愛・地球博」紀行 その2、何とか公開!!こちらへ。
一応、バックナンバーとして「その1」も。