「ソノチームハ、イチバンデス!」って言ってみたいなぁ。(2005総括)

> 1人1人のポテンシャルっていうのが再確認しましたし、来期に繋がっていく内容だったんではないかなと思ってます。
> カウンターでやられたというのは形は崩されてなかったんですけど、ミスがらみがいくつかあって、これからの反省点だと思ってます。
> 最後まで諦めなかった姿勢というか、戦う気持ちというのは評価できますし来期に繋げていきたいと思います。
> 色んなことが見えた部分を来期に繋げていきたいと思います。
> いずれにしてもまだまだ先が続いていくので、それを次に活かしていきたいと思います。
> 強いジュビロの復活を少し時間を頂いているので、しっかりとした形で世界に通ずるチーム作りを進めていきたいと思います。

だれのコメントかはみなさん御承知の通り。
ただし・・・これは約1年前、今年の元日に
国立で天皇杯決勝敗退した後のもの。
つまりは1年経っても何も変わっていないということ!?
そんな中で2005シーズンを終えても監督は留任。
06シーズンに向けて招聘した新コーチは
アテネで今一だった戦いをした時の部下。
これでチームが、戦い方が、変わっていくという
期待がもてるだろうか?

スペースへの走り出しの遅さを含めた
攻め上がりの際の運動量の少なさ、
クロスやゴール前でのパスの不正確さ、
ゴール前でのFWのポジショニングや
2列目の飛び出しの動きの悪さ、
ぽっかりと空いてだれも追わない、
中盤の底からDFラインの「ある」ゾーン、
得点への期待がもてないセットプレー、
そして何より、天皇杯の4強に残ったチーム全てに見られた
「勝ちたい」という気持ち・・・。
課題は山のようにある。
根本から変えようとしなければ、
来季は大変なことになりかねない。

「選手たちがあまりにも簡単に負けを受け入れていました。」
千葉ロッテのバレンタインは
昨年までの千葉ロッテをこう振り返っていた。
今の磐田についていえば、「選手たちが」の部分に
「フロントや監督」も加わるのではないか?
できあがってしまったものを一度壊して
「世界基準」で再構成しなければ、
真の改革は成り立たないのではないだろうか?
そのためにも「YFC内、もしくはヤマハ発動機内の人事異動」的な
「読売ジャイアンツ的監督人事」は、
とりあえずやめた方がいいのではないだろうか。
ま、そうは言っても「ボス続投」は決定事項。
決まったことは仕方ない。
「きちんとした補強」と若手育成をし、
「強気でありながら冷静な采配」で
来季、磐田を「戦う集団」にしていってほしい。

来年こそ、磐田にとって、代表にとって、
皆様にとって、自分自身にとって、
よい年となりますように。

「メリークリスマスだ、バカ野郎!」

(BGMには、テンプテーションズの「サンタが町にやってくる」をどうぞ。)
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「山本昌邦監督、出ておいで。
 一緒に磐田、立て直そうよ。」
(どうせ監督交代はないんでしょう?)

第85回天皇杯準々決勝。
今季の磐田を象徴するかのような試合、そして幕切れだった。
何が虚しいって、
「戦いきった末の敗戦」という感じではなかったこと。
きっかけは「ある選手」の一瞬の軽いプレー。
もっとも、彼だけを責めても仕方がない。
その前の89分の中で点を取れていれば
ちがう結果になっていただろうし。
それに、冷静に考えればいくら天皇杯が短期決戦とはいえ、
今の磐田の状態で勝ち上がれるほど甘いものではないわけで。
コンディションづくり、戦術、個人技、そして気持ち・・・、
全ての面で磐田は「ベスト4に値するチーム」では
なかったということだろう。

これで昨年に引き続き「無冠」のまま
山本監督の「2シーズン目」は終了。
当然こういう結果になった原因の分析はしなければなるまい。
その辺をあやふやにしたままだと、来季は大変なことに・・・。

「右近社長、そのままでいいの?
 磐田、2部に落ちちゃうよ・・・。」

「雪だより」

(BGMには松任谷由実の「雪だより」をどうぞ)

「エッジのキズを息かけてみがく
 それは素敵な・・・。」というには、
ちょっと度を超しているような・・・。
これだけ年末に降るのは久しぶりで、そうとわかってりゃ、
もっと早めにスキーの予定を入れておけばよかった
などとちょっと後悔してみたり・・・。
(って、こんな雪じゃスキー場にたどり着けないって。)

ということで、今年は
「瀬戸内で待つクリスマス」のはずでしたが・・・。
それが叶うかは「偉大なる冬将軍様」のお考え次第の様子。
将軍様、
どうぞ我々を中野美奈子アナゆかりの地、
うどんの国、
クリスマスツリーをうちわで飾る町へお導きを・・・。

TOYOTA CUP "in JAPAN"

いろんな大陸の、いろんなクラブの、
いろんなFOOTBALLが見られた1週間。
カズの活躍には心を打たれるものがあったし、
アジア代表であるアルイテハドの戦いぶりにも
3決こそ「経験」が響いたものの、
同じアジアのチームとしてその活躍には
十分勇気づけられるものがあった。
今までの欧州、南米の「一発勝負」の時に比べると
大会期間が長く、間延びしたという感じも受けたが
去年までの来日チームと比べると、
来日期間が長い分時差ボケなどもなく
よいコンディションで戦えているように見えた。。
また、この大会が欧州・南米以外にも門戸が開かれ、
「観るもの」から「参加できるもの」に変わったことも大きい。
磐田もいつまでも
「本当はスペインでレアルと」なんて言ってないで
未来のこの大会を見据え、
日常の一試合一試合がこの大会につながると考え
しっかりと強化し、こつこつと大切に戦っていってほしいと感じた。
ただ・・・、
今まで日本で行うもの、と決まっていたTOYOTA CUPも、
再来年以降の開催地は未定とのこと。
大会のシンボルマークの下に書かれた「JAPAN 2005」も、
「今回の開催地はたまたま日本だった」ということで、
いずれは他のFIFA主催大会同様、
各大陸の持ち回り開催になることを示しているのだろう。
冬の風物詩が日本から消えてしまうのは残念でもある。

さて。
「お祭り」も終わり、来週から天皇杯が再開される。
「世界」に慣れてしまった目で磐田を観ると、どうだろう?
とはいえ、この試合も「世界」につながる道。
「千里の道も一歩から」ということで、
選手には不甲斐なかったリーグ戦の分もがんばってほしいし、
サポといたしましても、
サイコロを振るところから始めようと思います。

敗れても拍手を送れるというのは・・・。

オセアニア対北中米だし、空席が目立つのもわかる。
でも、唯一の中部圏開催となったこの試合を見に行った人は、
「FOOTBALL」を心から楽しめたのではないか。
カズが出ているとなれば、
日本人としては当然シドニーに肩入れするし、
そのカズが決して悪くはない動きでチームを引っ張り、
攻め続ければ、盛り上がらないわけがない。
決めきれないところはまるで
どこかのチームを見ているかのようだったが
不運にも1点を失っても、1人退場になっても、
決してあきらめることなく
最後の1分までゴールをねらい続ける姿は
私の目にはとても新鮮で、見ていてとても熱くさせられた。
敗れても拍手を送れる試合というのは、
こういう試合のことじゃないかな。