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「こん国も早うそげん強か国になるよう、きばってたもうせ。」

2018 FIFAワールドカップ ロシア Round16
日本代表 2-3 ベルギー代表 @ロシア連邦 ロストフ州
ロストフ・ナ・ドヌ Ростов Арена (TV)



朝、東の空が白みだしたハーフタイム、
窓の外を見ながら、この太陽が上がりきった45分後、
一体そこには「どんな景色」が広がっているのだろうか、
と考えた。
この時はまだ、そこから始まる45分+4分の間に
どんなドラマが待っているかも知らずに・・・。
そう、仕事をしていたらあっという間に過ぎてしまうような
何でもない時間は、この時ばかりはいろんな感情が全身を貫く
「生涯でも忘れられない45分+4分」になった。

「たられば」を言い始めればきりがない。
確実に実力差もあった。
でも、ゲーム前日の西野さんの言葉ではないが、
確かに勝機はピッチに転がっていた。それを拾えなかった。
それが悔しく、残念でならない。

仕事を終え、帰宅後。
第2・3戦で開けられなかったスパークリングワインで残念会。
いろいろ思うところはあるけれど、
「今宵はここらでよかろうかい、チェスト、きばれや。」

モヤモヤ感に、またスパークリングワインはお預けでハイボール

2018 FIFAワールドカップ ロシア 一次リーグH組 第3節
日本代表 2-2 ポーランド代表
@ロシア連邦 ヴォルゴグラード州 ヴォルゴグラード
Волгоград Арена (TV)



どこか複雑なんだけれど、どうしても西野監督を責める、
という気分には、私はなれないんだよなぁ。
組織の最大限の利益を考えた上での最善の策は? という
視点で考えてみれば、当然これは選択肢の一つで、
その筆頭になるだろうから。
ただ、「もしセネガルが再び同点にしたら?」という
懸念は、当然私も頭をよぎったし、いいのかとも思った。
ただ、このまま責め続けてゴールをゲットできる可能性、
攻めた後ポーランドに逆襲を食らって、失点をする可能性、
セネガルがコロンビアのゴールをこじ開ける可能性、
これらを冷静に比較、分析する中で、
批判への責任をかぶる覚悟でこの選択肢を選んだことは
評価できると思う。
ただ・・・、
手のひら返しで西野Jを持ち上げ始めていたにわか国内世論、
日本の真摯さを評価し、後押ししてくれるようになっていた
海外のサポーターや海外メディア論調を敵に回した今、
次のラウンド16に勝てなかった時の猛烈批判は必至で、
勝つことが絶対条件、
そのためのプレッシャーはかなりなものになるだろう。
代表の真価が問われるゲームになりそうだ。

まだ何も成し遂げていないから、今回はとりあえずビール。

2018 FIFAワールドカップ ロシア 一次リーグH組 第2節
日本代表 2-2 セネガル代表
@ロシア連邦 スヴェルドロフスク州 エカテリンブルク
 Екатеринбургская арена (TV)



一夜明けて、余韻の中で仕事。(しかも客人来訪。)
ゲーム前に仮眠したのだが、ゲーム後の眠りが浅く、
ダル重の体にレッドブルとアリナミンVで乗り切った。
そんな中でも、帰宅後には祝杯。
引き分けだから、スパークリングワインはお預けでビール。
(と言うのも、ずいぶんビールに失礼な話だが。)
勝てたのでは? などという話は、心の隅では思っていても
やはりそれは、腹の底にしまうべきだろう。
何だかんだ言ってこちらが勝ち越すことは一度もなかったし
カウンター一発に沈む危険は何度もあった。
こちらが押していた時間があったことも事実だが、
どちらに転ぶ可能性もあったことは否めない。
そういう意味でも、謙虚であるべきだ。
ただ・・・エキサイティングではあった。
おそらく、過去に観た日本代表のW杯のゲームで
一番スリリングなゲームだった。
ゴールマウスを守る男は別として、よく集中していたし、
前線では見事なぐらいボールが回り、チャンスを作った。
特に柴崎から供給されるパスが本当にここぞというところに
出されていて、これがまた精度が高い。
それをきっかけに、皆が連動して動き出すのが美しい。
そして途中投入される本田と岡崎の迫力がすごいのだ。
これらを観ていると、次こそやってくれるのでは、と
思ってしまうのだが、もう一回冷静になろう。
まだ、何も成し遂げていないのだから。
そして相手は、この組では一番世界ランク上位なのだから。

サランスクの皆さん、現地はどんなお酒が美味なのかな?

2018 FIFAワールドカップ ロシア 一次リーグH組 第1節
日本代表 2-1 コロンビア代表
@ロシア連邦・モルドヴィア共和国
サランスク Мордовия-Арена (TV)



まずは、「ウェーイ!!」
ただ、試合内容には・・・(′O`)~3 ハァー。
それにしても・・・降ってわいたラッキーに、
本当に、平常心でいられない選手たちだなぁ。
何? あの相手が10人になった後の「ふわふわ」状態。
ま、これも一つの経験、って勝ったからこそ言えるのだが。
ここから成長できるかがベスト16入りのカギだ。
何はともあれ・・・、
サランスク入りした現地観戦の皆さんは、今夜はたっぷり
飲んだくれていいんじゃないかな(^^;)
私も2002年の横浜では飲んだくれたけれど、
2006年のドイツではため息ばかりだったから・・・。

「まいにち、修造」を買えばいいのか?

日本代表を応援して四半世紀以上。
その活躍を願う気持ちは変わらない。
しかし、どうにも熱くなれないのだ。
ワールドカップを戦う23人が発表されても、
へぇ、そうなんだ、という感じなのだ。
かつて最終予選のホーム開催戦の半分以上に足を運び、
2002年には海外にまで手を回して
「1分あたり・・・・円」というチケットを手に入れて
ワールドカップでの日本代表初勝利の瞬間を見届け、
その4年後にはドイツにまで足を運んで
カイザースラウテルンの惨劇を目の当たりにした、
そんな私がどうして、と言われれば、それは一言。
「だって、俺たちの代表って気がしないんだもの。」
それはなぜか?
すっかり代表を生で見ることがなくなってしまったから。
最後にA代表を生で見たのは2013年の宮城。
当時はザッケローニ監督の時代だ。
その後3代監督が替わったが、5年近く見ていない。
平日首都圏ではそれは無理だ。
ライブで見なければ「俺たちの」感は当然下がる。
結果として、「へぇ、そうなんだ。」になるのだ。
ロシア大会メンバーの発表もそうだが、
昨日のガーナ戦の戦いぶりにも心はときめかなかった。
今まで大会時には必ずユニフォームを買ってきたが
今回はこの時期に及んでも全くの白紙。
せっかく大会が始まるというのに、さびしい話だ。
この私の冷め切った心を熱くさせてくれる、
そんな戦いをこれからのテストマッチで、
そしてグループリーグで見せてほしい。