「世界のサッカー」カテゴリーアーカイブ

南野、武藤も無関係ではないぞ。


結局、この国の皆さんはEUっていう群れから抜けて
一匹狼としてさすらうことを選んだんだと。
ま、よそ様の国のことだし、そこの皆さんが投票とかして
決めたことを飛行機で半日以上もかかるところにいる人が
とやかく言うことじゃないんだけれどさ、
ちゃんと覚悟をもって決めたことなのかな。
ノスタルジーとか「他人の指図は受けたくない」とか、
聞き心地のいい言葉の誘惑に乗っかって、気分で
ふらっと決めちゃったことでなければいいんだけれど。
群れから抜けたけれど、その群れの中にいた時のような
分け前を期待してるんだとしたらそれは甘いかな。
一人で生きていくって厳しいよ。
すべては数十年後の人が評価してくれると思うけれど。
あと、私が心配してるのはこの国でサッカーやってる
日本人がどうなるのかな、ってこと。
これまではEU諸国の選手は外国籍扱いしなかったけれど
これからはこの国以外は外国籍扱いになるのかな?
すると、外国籍選手ばかりになっちゃって、
外国人枠に日本人が入り込むのは苦しくならないかな?
はじき出されなければいいけれど・・・。

「本気のレアルと・・・」

FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016 決勝
鹿島 2-4 レアル・マドリード @横浜国際総合競技場(TV)

まず、自分自身に戸惑っていた。
「心の底から鹿島アントラーズを応援している自分」に。
そして、ゲーム展開にも戸惑い、驚き、ワクワクした。
欧州王者であるレアル・マドリードをあたふたさせ、
ジダンが、C・ロナウドがいらだちを隠せないような
状態にまで、鹿島アントラーズが追い込み、
そして90分では勝負をつけられなかったという現実に。
アジアなんて、Jリーグなんて、眼中にない、
「上から目線」」の銀河系軍団を「本気」にさせたのだ。
確かに、お互いの実力差は否めない。
プレーの正確さで、フィジカルで、技術で、
確実に相手は何倍も上手だった。
しかし集中力で、相手を畏れず戦う姿勢で、鹿島は
そのゲームの大半の時間帯で負けていなかったし、
その差は絶望するほど大きくはなかった。
集中して相手の攻めの芽を摘もうとする姿に、
そして隙あらばと前線をうかがい、決して退かない、
そんな鹿島の姿勢に心を打たれた。
そして柴崎。素晴らし活躍だった。
Jリーグが世界にも通用できる手応えを得たことは
とても大きい。
いつか私が応援するクラブも・・・と信じて、
場所はUAEに移るが
(トヨタが冠スポンサーから外れた今、
 この大会をまた日本で見られる日はあるのか?)
世界にその存在を示せればと思う。

「どうして?」

20161130good_bye_kempes
※画像はセレッソ大阪webサイトより

言葉が出ない。
悲しすぎる。
選手たちは、栄光を手に入れるための旅の途中、
どんな思いでこの世を去って行ったのか。
そして残されたサポは、持って行き場のない数々の
やりきれない思いをどう受け止めようとしているのか。
こんな「ミュンヘンの悲劇」みたいなことって
航空事情がよくなかった昔の話だとばかり思っていたが、
この現代でも、こんな惨事が本当に起こるなんて・・・。
亡くなった一人一人のために、
クラブを愛し、悲しみに暮れるサポ一人一人のために、
心から祈りたい。

一体どうしたらいいのか?

第31回オリンピック競技大会 リオデジャネイロ2016
サッカー競技(男子)決勝
ブラジル五輪代表 1-1(PK 5-4) ドイツ五輪代表
@ブラジル リオデジャネイロ Estádio do Maracanã (TV)

決勝は、さすがに質が高く、そして観ていて「美しい」
と思える攻防戦だった。
PKで決着をつけるのは惜しいゲームだった。
何はともあれ、ブラジル五輪代表、悲願の金。
おめでとう。
4年後、開催国日本はどこまで行けるか・・・:-)

さて、
この後、aikoのライブを観に静岡に向かうのだが・・・。
20160821ticket

何というか・・・。
嬉しいというよりビックリ。
そして「戸惑って」います・・・。

「ありふれた日常」を支えてくれていたものに背を向けた責めは負わねばならない。

20160625good_bye_eu

英国の将来は英国民が決める、
そんなことは当然理解しているし、
我々外国人がどうこう言うのは余計なお世話ではあるのだが、
それでも思ったことをあえて言うのであれば、
「本当によく考えたの?」
と問いたい。
これから訪れる数々の、そしてあまりにも大きな困難や
「ありふれた日常」が激変することと向き合う覚悟を
もっての決断だったのだろうか。
単なる「移民嫌い」のはけ口としての一票だったり、
ノスタルジーの熱にうなされ、時計の針を戻したくての
一票だったりした結果がこれだとするのなら、
今後何十年もかけて、その責めは負わねばならない。
「国民投票」って恐ろしい。そう感じざるを得なかった。
経済的な流失や大英帝国の分裂など、報道で言われている
様々な課題のほかに、サッカーの母国のトップリーグ、
プレミアリーグも危機に陥ってしまうのではないか、
そんな心配もしている。
英国籍以外がすべて外国籍扱いとされるのであれば、
英国以外の欧州人のプレミアリーグへの参戦は
本当に限られてしまう。
当然、質の低下は避けられまい。
日本人にとってみても、外国籍選手枠をEU圏内の選手と
争わねばならない。
日本人のプレミア移籍の壁は高くなるし、
今いる岡崎や吉田麻也も英国でプレーを続けることは
大変難しくなってしまう。
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「あの頃はよかった」ってか?
何を今さら、である。